地下鉄サリン事件から20年 駅で慰霊式
13人が死亡した地下鉄サリン事件の発生から20日で20年となり、現場となった東京・千代田区の霞ケ関駅では慰霊式が行われた。
東京メトロ・霞ケ関駅では事件発生とほぼ同じ時刻の午前8時、駅員が黙とうをささげた。地下鉄サリン事件は1995年の3月20日、オウム真理教の信者が通勤ラッシュの時間帯を狙い、地下鉄の車内に猛毒のサリンをまいたもので、乗客ら13人が死亡、6000人以上が負傷した。
また、当時、駅の助役だった夫を亡くした高橋シズヱさんは20日、霞ヶ関駅を訪れ、献花台に花を供えた。
高橋さん「(Q:どのような言葉をかけられた?)まさにここで命が亡くなったわけですから。会いに来たという感じです」
オウム真理教の一連の事件を巡っては後遺症に苦しむ被害者がいる中で、賠償をどう進めるかという課題も残っている。