被害者家族 制裁理由に拉致問題明記を要請
北朝鮮のミサイル発射に対し、日本政府が独自の制裁を検討する中、8日に拉致被害者家族が加藤拉致問題担当相と面会し、制裁の理由に拉致問題を明記することなどを求めた。
加藤担当相は拉致被害者家族に対し、政府が検討している独自の制裁について、「家族の意見を踏まえて、内容を固めていきたい」と述べた。
拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表「国連筋の制裁よりも早く、日本の立場をしっかり踏まえた北への対応を示していただけるかなと期待しています」
さらに家族は、北朝鮮に対する制裁には、拉致問題も理由に加えることなどを求めた。また家族らによると、政府側は、北朝鮮が拉致被害者らの全面調査を約束した2014年の政府間合意について、破棄する考えはないと説明したという。