「懲戒権」見直し 法制審議会に諮問
「親による子供の虐待を正当化する口実になっている」との指摘がある民法の「懲戒権」について山下法相は20日、規定の見直しを法制審議会に諮問した。
民法に定められている親が子供を戒める「懲戒権」については、親による児童虐待を正当化する口実になってしまっているなどの指摘が出ている。山下法相は20日午後1時半から開かれた法制審議会に「懲戒権」の規定の見直しを諮問した。
山下法相「この諮問については、速やかに審議に着手していただきたいことから、本日臨時の総会を開催することとしたものでございます。ご審議、ご議論、どうぞよろしくお願い申し上げます」
法制審議会では、「懲戒権」を削除するかどうかや表現の変更について調査・議論が行われるとみられる。