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【時系列でわかる⑦】発表直後…震度3から震度6弱へ(1月7日午後9時半更新)

2024年1月7日 9:34
【時系列でわかる⑦】発表直後…震度3から震度6弱へ(1月7日午後9時半更新)

6日夜中、石川県能登半島沖を震源とするマグニチュード4.4の地震が発生し、気象庁は地震直後に七尾市、輪島市、志賀町、中能登町で震度3を観測したと地震情報を発表しましたがその後、別の志賀町の観測点で震度6弱を記録したとして追加の情報を発表しました。地震発生からの動きを、時系列でまとめました。
(※情報は随時、更新します)

【7日 0:11】震度6弱…志賀原発“異常”確認されず

北陸電力によりますと、6日深夜の地震で最大震度6弱を記録した石川県志賀町にある北陸電力志賀原子力発電所で、これまでのところ異常は確認されていないということです。

志賀原子力発電所1号機・2号機はいずれも定期検査中で稼働していませんが、放射線を測定している周囲のモニタリングポストのデータにも変化はないということです。

【7日 1:16】石川・志賀町で地震 直後の震度3から震度6弱へ

気象庁は地震直後に七尾市、輪島市、志賀町、中能登町で震度3を観測したと地震情報を発表しましたがその後、別の志賀町の観測点で震度6弱を記録したとして追加の情報を発表しました。

震度6弱の揺れを記録したのは防災科学技術研究所が志賀町香能に設置している地震計で、気象庁がデータを入手して震度情報の発表に利用していますが、関係者によりますと、データ上は震度6弱程度の大きな揺れを記録していたということです。

【7日 1:30すぎ】気象庁会見「局所的に揺れが大きくなったとみられる」

気象庁は会見で、「震源が非常に浅く、地震計のすぐそばで発生したため局所的に揺れが大きくなったとみられる」と説明しましたが、現地に職員を派遣して地震計に異常がないか改めて調査するとしています。

【7日 10:32】住宅被害…全半壊1305件を確認 奥能登はまだ不明

石川県は7日午前9時現在の能登半島地震による被害状況を発表しました。死者は126人で安否不明者は222人。

住宅は全半壊など1305件の被害が確認されていますが、被害の大きかった輪島市や珠洲市などでは、まだ全容が見えておらず、その数が大きく増える可能性があります。

【7日 11:41】能登半島地震 被災地では今夜から大雪のおそれ

被災地では冬型の気圧配置が続くため、7日夜から大雪のおそれがあり、土砂災害や交通障害に警戒が必要です。

北陸は朝から雨や雪が降り、揺れの大きかった地域では、少しの雨でも土砂災害の危険度の高い状態が続いています。

午後からは、この時期としては強い寒気が流れ込む見込みで、断続的に広く雪が降り、予想より雪が強まった場合には、平地でも大雪となるおそれがあります。

また、8日にかけて、気温が低く、真冬並みの寒さが続く見込みです。土砂災害や大雪による交通障害に警戒し、避難場所などでの体調管理には一層の注意が必要です。

【7日 11:52】富山県 8日にかけて大雪の可能性

8日の富山県内は雨が降っています。地震の影響で地盤の緩んでいるところでは、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まります。注意・警戒が必要です。

氷見市内では、雪の混じった冷たい雨が降っています。8日朝の最低気温は7日より大幅に低く、氷見市は1.2度、高岡市伏木は0.7度でした。富山県内はこの後冬型の気圧配置が続いて上空の寒気が強まる予想です。日中は広い範囲で雨となり、夕方までに雪に変わる見込みです。

8日午前6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多いところで東部・西部ともに平野部で40センチ、山間部で70センチとなっています。

【7日 16時】石川県 死者128人・安否不明者は195人に

石川県は7日午後2時現在の能登半島地震による被害状況を発表しました。死者は128人と午前9時時点から2人増えた一方、安否不明者は195人と、27人減りました。

午前中に106人だった輪島市の安否不明者が、86人(20人減)などしました。

【7日 17:15】被災地で相次ぐ窃盗 石川・馳知事「とんでもない」

石川県の馳浩知事は7日午後、能登半島地震の被災地で窃盗などの被害が相次いでいることについて、「とんでもないと思っている」「警察もパトロールを強化しているので、厳しく対応する」とコメントしました。

被災地では5日、ボランティアをかたって輪島市の住宅に侵入、ミカン6個(3000円相当)を盗んだ疑いで、自称・愛知県在住の大学生の男(21)が逮捕される事件が発生。ほかにも1日、地震発生後に七尾市の宿泊施設で客の荷物が盗まれるなど、被災地を狙った犯罪が相次いでいます。

【7日 19:24】避難生活を和らげる支援…石川県内に届き始める

七尾市の中島小学校に設置された大きなテントに、被災者の心と体を癒やすお風呂が完成しました。自衛隊が行っている入浴支援で、被災した人たちは「さっぱりさっぱり最高!」と話していました。

この小学校には200人ほどが身を寄せていて、7日はほぼ1週間ぶりの入浴となりました。一部地域で断水が続く羽咋市では、無料で入浴施設が利用できるということで、多くの利用者の方が集まっています。

【7日 20:04】緊急調査も地震計に「異常なし」 石川・志賀町の震度6弱

6日夜、石川県志賀町で震度6弱の揺れを観測した地震で、周辺に比べ突出して震度が大きかったことについて、気象庁は地震計などの調査をおこないましたが「異常は認められなかった」と発表しました。

気象庁によりますと、6日午後11時20分ごろに発生した能登半島沖を震源とする地震では、志賀町香能で震度6弱の揺れを観測しました。

震度6弱を観測したのは一か所のみで、周辺に比べて震度に大きな開きがあったことから、気象庁は現地に機動調査班を派遣し、観測環境に異常がないかきょう調査を行いました。その結果、周囲の地盤などに異常は認められなかったということです。

この、志賀町香能の観測点は防災科学技術研究所が設置している地震計ですが、研究所が動作確認を行ったところ、観測機器自体も異常はなかったとしています。

周辺と比べて震度に大きな開きがあったことについて、気象庁は7日未明の会見で、「震源が非常に浅く、地震計のすぐそばで発生したため、局所的に揺れが大きくなったと みられる」と説明しています。

気象庁は、今後も強い揺れを伴う地震が発生するおそれがあるとして、引き続き注意してほしいと呼びかけています。

(画像=出典:気象庁)