横浜市IR誘致 “住民投票”求め署名提出
カジノを含むIR(=統合型リゾート施設)をめぐり、横浜市の市民団体が誘致の是非を問う住民投票の請求に必要な署名が集まったとして、13日、市に提出しました。
カジノを含むIR(=統合型リゾート施設)をめぐっては、横浜市が山下ふ頭への誘致を目指していますが、これに反対する市民団体が誘致の是非を問う住民投票の実施を求め、2か月にわたって署名活動を行ってきました。
そして13日、住民投票の請求に必要なおよそ6万人を大幅に超える20万5800人あまりの署名が集まったとして、横浜市に提出しました。
カジノの是非を決める中区民の会・柴田智悦代表「横浜市民がカジノを望んでいないそういうことだと思います。署名をしてくださった方々の声を真摯(しんし)に聞いていっていただきたい」
今後、署名が正式に認められれば、来年1月にも住民投票を行うための条例案が横浜市議会に提出される見通しです。
横浜市・林市長「市民の皆さんがIRの実現について、大変ご関心があるということ、ご心配なさっていることが表れていると認識しております。法令に基づき適切な手続きを進めて参りたい」
一方、横浜市の林市長は定例会見でこのように述べた上で、カジノで心配される治安や依存症の問題などは解決できるとし誘致は止めるべきではないと語りました。