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コロナで打撃…外食各社“大プロジェクト”

2021年10月14日 19:50
コロナで打撃…外食各社“大プロジェクト”

新型コロナウイルスの感染者の減少傾向が続く東京都内では、段階的な制限の緩和が求められる中、外食産業全体を盛り上げることを目的に、企業の垣根を越えたプロジェクトが始まりました。

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肌寒かった13日から一転、気温が上がった14日、東京・立川市と昭島市にまたがる昭和記念公園では、400万本のキバナコスモスが見頃を迎えていました。

来場者は─
「もうすごくきれいで、天気もよくて、すてきだなと。来てよかったなと思います」

来場者は─
「(緊急事態宣言の解除で)行っても大丈夫かな、という感じはありました」

緊急事態宣言が明け、安心して訪れる人が増えているといいます。

昭和記念公園広報担当 米山武緒さん
「黄色というのは、元気になる色と言われております。ぜひこういったご時世、みなさんに元気になっていただきたいと」

東京都では14日、62人の感染を確認。感染者数は落ち着きつつありますが─。

東京都医学総合研究所 西田淳志センター長
「宣言解除後の1週間でレジャー目的の夜間滞留人口は急増し、宣言期間中の平均水準よりも32%増加しています」

宣言解除後、夜間の人流が急増していて「数週間後の感染状況への影響を注視する必要がある」と危機感を示しました。

    ◇

段階的な制限緩和が求められる中、14日午前、コロナで大きな打撃を受けている外食チェーンのトップたちが集結しました。

河村泰貴社長
「本日(午前)11時から開始いたします、プロジェクトの名称は、『#外食はチカラになる』」

外食産業全体を盛り上げることを目的に、企業の垣根を越えた大プロジェクトが始まりました。参加するのは、居酒屋からファミリーレストラン、ラーメン店など全28社、全国のおよそ9400店舗です。

串カツ田中HD 貫啓二社長
「予想を超えて長く、働く機会さえも奪われたコロナ禍でしたので、ようやく、社会の皆さまにお役に立てるタイミングが来たかなと」

大戸屋HD 蔵人賢樹社長
「普段はライバル関係にあるんですが、みなさんで力を合わせて、業界に貢献できたらと」

参加する各店舗では、来店のきっかけになるようなサービスを展開していくといいます。テレワークの影響などで特に都心部のお客さんが減ってしまったという吉野家では、店内の定食が全品10%オフに─。

吉野家京橋店 松田将史店長
「家の外で食べる、ご家族とか大切な人と外で食事をする楽しみというのを、また、もう一度、取り戻してもらいたい」

感染拡大前に比べ店舗数や売り上げが減少した「てんや」では、どんぶりや定食などを注文した際、ホームページに掲載してある無料クーポンを見せれば、えび天1本をサービスします。

「かつや」ではロースカツ、ヒレカツ、メンチカツ、えびフライがのった限定メニュー「全部のせソースカツ丼」の提供をスタートしました。

プロジェクトは今後、中小の飲食店なども巻き込みながら、業界全体を盛り上げたいとしています。

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