都心の高層マンションで地震に備え…実践的な防災訓練
都心で高層マンションが増加する中、地震に備えた実践的な防災訓練がおこなわれました。
東京・中央区の43階建ての超高層マンションでおこなわれたのは、非常階段を真っ暗にしてのぼる体験です。
地震がおきた際、非常用電源は数時間しか稼働しないため、住人は備蓄が無ければ、暗闇の階段を使って水など運ぶ必要があります。
参加者
「足元が見えないので、つまずいたりしました」
「真っ暗なところを経験しておけたのは良かった」
「重たいものこそ、備蓄しておくということなんでしょうね」
さらに玄関前に色の付いたカードを表示して、部屋ごとに住人の安否確認が行われたほか、バルコニーで隣の住居との間を仕切るボードを実際に割ってみる体験もおこなわれました。
参加者
「実際の時、慌てていると出来るのか不安になりました」
マンションの所有会社は、周辺にある高層マンションにも、こうした実践的な訓練を呼びかけて、地域全体で防災力の向上に取り組みたいとしています。