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「ライドシェア」石川・小松市など全国5自治体、新たに事業開始へ

2024年2月22日 20:39
「ライドシェア」石川・小松市など全国5自治体、新たに事業開始へ

一般ドライバーが自家用車を使って有料で客を運ぶ「ライドシェア」について、北陸新幹線の延伸で観光客が増えることが見込まれる石川県小松市など全国5つの自治体が、新たに事業を開始すると発表しました。

ライドシェアは、地域の移動の足を確保するため、これまで過疎地を中心に自治体などの管理のもと認められていましたが、去年12月から、時間帯によって移動手段が確保できない地域でも運行できるようになりました。

22日、全国の自治体の首長で構成される「活力ある地方を創る首長の会」が会見を開き、新たに5自治体で事業をスタートさせると発表しました。

石川県小松市では今月29日から、午後5時から深夜0時の夜間に市内全域を運行します。来月、北陸新幹線の延伸によって小松駅が開業して観光客の増加が見込まれるほか、能登半島地震で被災した二次避難者の足を確保するということです。

4月以降は富山県南砺市、京都府舞鶴市、大分県別府市、熊本県高森町もスタートするということです。

ライドシェアをめぐっては、タクシー会社の運行管理のもと、タクシーが不足する地域や時間帯を限定して認める制度も4月から始まります。