「頂き女子りりちゃん」を名乗る女が詐欺で得た金と知りながら、ホストクラブの飲食代として金を受け取った罪 店の元責任者の男に執行猶予付きの判決 名古屋地裁
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「頂き女子りりちゃん」を名乗る女が、詐欺で得た金と知りながら、ホストクラブの飲食代として金を受け取った罪に問われている、店の元責任者の男に対し、名古屋地裁は執行猶予付きの判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、東京・歌舞伎町のホストクラブの元責任者・橋本一喜被告(35)は、「頂き女子りりちゃん」を名乗る女が、詐欺で得た金だと知りながら、ホストクラブの飲食代として、あわせて2850万円を受け取った罪に問われています。
これまでの裁判で、橋本被告は、詐欺で得た金とは知らなかったなどと起訴内容を一部否認し、弁護側は無罪を主張した一方、検察側は懲役2年6か月と罰金100万円を求刑していました。
21日の判決公判で、名古屋地裁の森島聡裁判長は「犯罪収益を受け取ることを容認し、売り上げの一部を自らの報酬として得ていた」などと指摘した一方、「報酬として得たのが、約10万円だったのに対し、被告は、被害者に1140万円を支払っている」などとして、懲役2年、執行猶予4年と罰金80万円の判決を言い渡しました。