「公共交通の概念を変えて地域の足を確保したい」デマンド交通にライドシェア 越前市が5年計画で交通網再編へ
越前市の山田賢一市長は26日、来年度から5年をかけて市内の地域公共交通を見直し「交通の概念を変えて、地域の足を確保していきたい」と意欲を示しました。
年末の挨拶でFBCを訪れた越前市の山田賢一市長は、今年1年を「北陸新幹線が県内開業し、人の流れが大きく変わり、認知度も上がった絶好の年」と振り返りました。
紫式部についての展示施設がにぎわった越前市は、新幹線の越前たけふ駅からまちの中心部まで離れていて、観光や地域の足となる公共交通の整備が依然として課題となっています。
山田市長は、バスなどの運転士不足を受け、来年度から5年計画で交通網の再編に取り組みたいと意欲を示しました。
■越前市 山田賢一市長
「地域の足を確保するためには、従来のある公共交通機関の概念を変えて、デマンド交通やライドシェアなどいろんなものを組み合わせて、場所や地域に応じたモビリティを作っていく」
また10月に試験走行をした自動運転バスについては、ドライバーなしで運転する「レベル4」を目指したいと強調しました。