高齢女性の銀行口座から現金約416万円を引き出し盗んだとして、熊本市の35歳の男が6日、逮捕されました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、熊本市北区鶴羽田の無職･有馬一成容疑者(35)です。警察によりますと、有馬容疑者は去年10月、熊本市に住む90代の女性のキャッシュカードを使い、8回に分けてATMから現金あわせておよそ416万円を引き出し盗んだ疑いがもたれています。

警察によりますと、女性は有馬容疑者が以前勤めていた会社の顧客で、有馬容疑者が足腰が悪かった女性からの依頼で口座から現金を引き出すこともあったということです。

女性が口座の残高を確認したところ、多額の現金が引き出されていたことから、｢勝手に現金を引き出された｣と警察に被害届を出していました。警察の調べに対し有馬容疑者は、｢承諾を受けて引き出した｣と容疑を否認しているということです。

有馬容疑者は女性の別の口座から現金100万円あまりを引き出し盗んだとして2月に逮捕されています。