熊本の県立高校10年間で62クラス減へ 人口減少で熊本市は11校で20クラス減
熊本県立高校のあり方を考える有識者の会議が開かれ、人口減少を見据えて県立高校の学級数を10年間で62クラス減らすとする県教委の方針を了承しました。
了承された計画では、10年後の2034年度までに県立高校50校で62クラスを減らす目標を掲げています。このうち特に生徒数の減少が著しい熊本市の11校で20クラス減らします。学級数の削減は4月、中学2年になる世代が高校に入学する2027年度から始めます。
また2028年度からは「1学年2クラス以上の学校で3年連続して40人以上定員割れした場合、原則1クラス減らす」という基準も適用される予定です。ただしこの基準は「地域魅力化特例校」に認定されれば適用されません。このほか、当面は現在の通学区域を維持する方針が了承されました。
検討委ではことし8月までに県教委への提言を取りまとめ、県教委が来年度中に県立高校のあり方についての基本方針と実施計画を策定する予定です。