「立山高原ホテル」今月末で営業終了 売り上げ減少や人手不足で 民間による運営を検討
北アルプス立山の天狗平にある「立山高原ホテル」について、運営する公立学校共済組合は今月末で営業を終了すると発表しました。建物を所有する県は民間による運営を目指し、検討を進めるとしています。
標高2300メートル・天狗平にある立山高原ホテルは1975年にオープンし、国立公園内の公共の宿として、教職員をはじめ一般の利用客にも人気がありました。
立山高原ホテルによりますと、2020年からのコロナ禍や、去年1月の能登半島地震の影響で売り上げの大幅な減少や、従業員の退職による人手不足が重なり、経営を継続する見込みが立たないとして、今月末でホテルを廃止するとしています。
建物を所有する県は観光振興に加えて緊急時の避難所としての役割も備えていることから、宿泊機能を維持することが重要として、民間による運営を目指して検討を続ける方針です。