フレンチの三ツ星シェフが日本酒「獺祭」で知られる岩国市の旭酒造を視察しました。

旭酒造を訪れたのはフレンチの三ツ星シェフ＝ヤニック・アレノさんです。

フランスなどで17のレストランを営むアレノさんは世界で高い評価を受ける獺祭に注目しコラボしたお店を出したいと去年11月、フランス・パリに「L′IZAKAYADASSAI」をオープンしました。

イザカヤダッサイでは日本の居酒屋からヒントを得た料理や酒を提供していて実際の酒造りを自分の目で見ようと視察に訪れました。

アレノさんは酒を搾る上槽室や麴をつくる「室」を見学したあと実際に獺祭をテイスティングしました。

（ヤニック・アレノさん）
「すばらしいですね。料理を作るときにも日本酒を使うことでデリケートな風味を与えることができる。非常に素晴らしい料理を実現することができる」

（ 桜井博志会長）
「感激ですよね。おいしい、という経験をヨーロッパにおいてもお客様に積み重ねてもらうしかないと思う」

旭酒造は4月、開幕する大阪・関西万博でこれまでに親交のあるオーストリアのパビリオンで獺祭を販売するということです。