運営会社の不適切な取引により使用停止となっていた塩釜市魚市場で２２日、１か月ぶりに業務が再開された。

２２日朝、塩釜漁港にはマグロはえ縄船が入港し１か月ぶりに水揚げと塩釜市魚市場での競りが再開された。

この問題は市場の運営会社が、２年半にわたり漁船などの求めに応じ水揚げ代金の一部を架空会社を通して支払う不適切な取り引きを行い、結果として施設使用料約８０万円の支払いを免れたとして、市が運営会社に対し１か月間の使用停止処分を出していたもの。

再開を受けて運営会社は市場関係者や市民に多大な迷惑をかけたとして謝罪すると共に、再発防止に向けて人事体制や経営方針の全面的な見直しを進め、透明性と公正さを重視した市場運営に努めるなどとするコメントを発表した。

市場関係者「水揚げが順調に続いてもらえれば以前のように戻るはずなんで期待しています。」
「マグロの産地として塩釜は欠かせないと思うのでせっかくですからここであがる魚を食べてほしいです」

２２日の競りでは水揚げされたマグロは１キロあたり３０００円～６５００円で取引され、１か月前に比べ相場に大きな変化はないとのこと。