福祉施設で「二十歳のつどい」 寒さ厳しい1月の「成人の日」を避け開催(仙台市)
仙台市にある福祉施設では、寒さが厳しい1月の「成人の日」を避け、「二十歳のつどい」が28日開かれた。
仙台市若林区の「つどいの家・コペル」には、10月に二十歳を迎えた白鳥隼太郎さんを祝おうと、施設の利用者や職員などおよそ50人が集まった。
低体重で生まれた白鳥さんは、生後10日で患った病によって体の麻痺や言葉を発しづらい障害などが残り、日常的な介護を必要とする生活を送っている。
これまで支えてくれた家族や職員にむけて、白鳥さんが感謝の言葉を伝えると、会場からはあたたかい拍手が送られた。
母親の白鳥美香子さん
「産まれたとき保育器に入っている姿を見て、このまま生きられるのかなっていう心配が強くあった中で、20年間生きてこられた過ごしてこられた、というのは本当に感慨深い思いでいっぱいです」
白鳥さんは、今後 訪問介護を利用しながら自立した生活を目指し、一人暮らしを始める予定だという。