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「部活動費11万円を横領し 通勤手当約230万円も不正受給」南島原市の中学校教諭が懲戒免職《長崎》

2025年3月25日 8:23
「部活動費11万円を横領し 通勤手当約230万円も不正受給」南島原市の中学校教諭が懲戒免職《長崎》

部活動の運用に充てる会計から、約11万円を着服したなどとして県教育委員会は、25日付けで南島原市の中学校の61歳の男性教諭を懲戒免職処分としました。

教諭はこのほか、通勤手当約230万円も不正に受給していたということです。

(県教育委員会)
「またも教職員として起こしてはならないこのような事案が発生し、県教育委員会としては大変重く受け止めている。心からお詫び申し上げる。誠に申し訳ございません」

25日付けで懲戒免職処分となったのは、南島原市の市立中学校の61歳の男性教諭です。

県教育委員会によりますと、この男性教諭は部活動の運営に充てるため、生徒の保護者から徴収した部活動振興会の会計を担当。

去年9月30日から今年2月10日までの間、この会計から5回にわたりあわせて11万円あまりを横領したということです。

また、この中学校で働き始めた2018年4月から今年2月までの7年間、実態と異なる内容で通勤届を提出し、通勤手当 約230万円を不正に受給しました。

先月 同僚からの指摘を受けて学校が本人に確認したところ、不正受給を認め、その後の聞き取り調査で横領についても「借金返済のためにやった」と認めたということです。

男性教諭は、いずれも全額返還しています。

(県義務教育課 岡野 利男課長)
「勤務時間の内外に関わらず、教職員としての使命感、倫理感を常に自覚することを強く促すとともに、服務規律のなお一層の徹底を図ることで、県民の皆様の信頼回復に努めていく」

教職員の懲戒処分は今年度、12件目となっています。

最終更新日:2025年3月26日 4:58
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