詐欺被害相次ぐ 警察官を名乗る男から電話があり40代の男性が570万の詐欺被害 70代の男性がパソコンの修理代などとして70万円分の詐欺被害 鳥取県
2月20日、鳥取県警は鳥取市に住む40代の男性が570万円を、鳥取県中部に住む70代の男性が70万円をだまし取られる特殊詐欺被害にあっていたことを発表しました。
鳥取県警によりますと1月、鳥取市内の40代男性のスマートホンに富山県警の警察官を名乗る男から「詐欺グループに口座が使われている」などと電話があり、LINEのビデオ通話でやり取りを始めました。
相手から警察手帳のようなものを見せられた男性はやりとりの相手を警察官であると信じました。その後、検事を名乗る男からも連絡があり、「あなたの口座が犯罪に使われており、あなたは報酬を受け取っていますね。報酬が振り込まれたかどうかは、報酬と同じ金額を指定した口座に振り込めば識別番号が分かります。振り込んだお金は後日返金となる。あなたが持っている全ての口座と残高を教えなさい」「今から指定する口座に振込をしてください」などと指示され、男性は男が指定した口座に320万円を振り込みました。
さらに、別の口座も確認するためとして男から指示されるがまま、250万円を振り込みました。その後、不審に思った男性はインターネットで調べた特殊詐欺の手口が、紹介されていたため、詐欺被害にあったと認識したということです。
また2月7日、鳥取県中部に住む70代男性のパソコンに「危険、この電話番号に電話して ください」などと表示され、男性は番号に電話したところ、男から「パソコンがエラーを起こしています。修理するために電子マネーカードを買ってきてください」などと指示されました。その後もパソコンの修理代金などを理由に複数回にわたって、合計70万円分の電子マネーカードの購入を指示され、カードのコード番号を男に教えました。
その後、男性が親族に話したところ、詐欺ではないかと指摘され、110番通報し詐欺被害にあったと気付いたということです。
警察は「010」や「050」で始まる電話番号に電話しないこと、「あなたが犯罪に関わっている」などという電話は詐欺を疑うことを呼びかけています。