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6年ぶりの水産振興研修会 海水温の上昇や漁業資源にどんな変化が? 青森県八戸市

2025年3月25日 8:22
6年ぶりの水産振興研修会 海水温の上昇や漁業資源にどんな変化が? 青森県八戸市

三八地区水産振興研修会が6年ぶりに八戸市で開かれ、水産関係者が海洋環境の変化と漁業資源の影響について学びました。

研修会はコロナ禍などを経て2019年以来の開催です。
この中で水産研究・教育機構水産資源研究所の成松庸二・底魚資源部副部長が東北地方の海洋環境と漁業資源の分布変化について講演しました。
成松副部長は東北海域の海流構造を親潮の南下減退と黒潮の大蛇行、そして北上傾向が強まり水温が大幅に上昇していると指摘。
今後の海洋環境変化を予測するのは難しい状況にあると説明しました。
また去年の八戸港でのマイワシの豊漁は、青森県沿岸がマイワシに適した水温で北上せずに群れがとどまり漁場が形成されたためと解説しました。
参加した水産関係者は海洋構造の観点から地元の漁業資源の変化を学んでいました。

最終更新日:2025年3月25日 8:22
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