災害に備える 出水期前に松前町で自主防災訓練
まもなく迎える出水期に備えて松前町で大がかりな防災訓練が行われました。
きょうの訓練には松前町の消防団と町民らで組織する自主防災組織からおよそ400人が参加しました。この取り組みは水害への対応力を強化して被害を最小限にとどめることを目的に行われました。
参加者は出水時に備え、土のうを作って積み上げる訓練のほか、いざというときに役立つ人や物を固定するためのロープワークの研修などを行いました。訓練に参加した嘉村重雄消防団長は、「自主防災組織の方が次の自主防災会で地域の人に伝えるなどの活動をしてもらえれば」と話していました。
また、きょうは元消防団員の田中 浩介町長も訓練に参加し「訓練を通じて水防技術と水防意識の向上に努めてもらいたい」と、災害に強いまちづくりに向け思いを語っていました。
参加者は災害発生時の対応を確認するとともに、出水期に備える気持ちを新たにしていました。