十日町市のJR飯山線・越後田沢駅で4日、普通列車がホームの所定位置に停車せずホームを外れて停車していたことがわかりました。越後田沢駅から乗車予定だった4人に影響が出ました。

JR東日本新潟支社の発表によりますと4日午前8時13分頃、JR飯山線の下り線で十日町駅行きの普通列車が停車駅である越後田沢駅に停車する際、所定の停止位置より約40メートル行き過ぎ、ホームから約5メートル外れたところで停車しました。

現場は前方に踏切があったため、越後田沢駅にはバックできないことから、列車はその場から次の停車駅である越後水沢駅に向かったということです。

原因は運転士が一時的な考え事をしていてブレーキが遅れたためということです。

越後田沢駅は無人駅で、当時、列車は1両編成のワンマン列車で、乗務員1人のほか、乗客5人が車内にいましたが、けがなどはありませんでした。

越後田沢駅で降りる人はいませんでしたが、同駅から乗車し十日町駅へ向かう予定だった3人についてJRが手配したタクシーで移動したということです。

JR新潟支社は「ご利用のお客さまに大変ご迷惑をおかけしました。今後このような事象を発生させないよう、指導を徹底してまいります」としています。