「不登校を肯定的に捉えることが大事」学校に通えない子どもへの支援策考える全国大会 山形市で
学校に通えない子どもへの対応や支援策を考える全国大会が25日、山形市で開かれました。
この全国大会はNPO法人「登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク」が毎年この時期に開いているものです。ことしは山形市を主会場に全国各地とオンラインで結び、子どもの不登校に悩む親や支援団体の関係者などおよそ300人が参加しました。
大会では、精神科医の明橋大二さんが「不登校と多様な学びへのハッピーアドバイス」と題し自身の経験を交えて講演。
明橋さんは全国の小中学生のうち、7人に1人が不登校の現状を示した上で「誰しもが同じ状況になる可能性がある」と指摘しました。その上で「子どもが学校に通えなくなったとしても肯定的に捉えることが大事」と参加者に語りかけました。
明橋大二さん「不登校はネガティブなことのように思うが、自分の心身を守るためのメカニズムが発動したということ。そういうサインが出ないことの方が心配だったと肯定的に捉えることが大事」
大会ではこのほか、不登校の子どもを持つ保護者同士が意見を交わしました。