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400年以上の歴史があるとされる米沢市の綱木獅子踊り奉納 保存会が伝統受け継ぐ

2024年8月15日 17:36
400年以上の歴史があるとされる米沢市の綱木獅子踊り奉納 保存会が伝統受け継ぐ

米沢市で15日、400年以上の歴史があるとされる「綱木獅子踊り」が奉納されました。厳しい日差しの中、踊り手たちが地区を練り歩き厳かな舞いを披露しました。

鳥の羽をあしらった漆黒の獅子頭、そして、厳かで、力強い舞いが特徴の「綱木獅子踊り」です。米沢市の綱木地区で400年以上続くとされる踊りで、平家の落人が一族の再興を願ったのが始まりとも言われています。
15日は地区の家々を回り先祖の供養を祈った後、寺の跡地に移動し、五穀豊穣の舞いを奉納しました。

住民「子どものころからやっているものなので昔に返るというか童心に返る気持ち」
訪れた人「獅子踊りで夏が来たなと感じる」「最高 来られるうちは来なければと思う」

綱木地区にはかつて50世帯ほどが住んでいました。しかし現在は3世帯3人を残すのみとなっています。近年は、地区の出身者などが「綱木獅子踊り保存会」を組織し、若い踊り手たちも参加して伝統を受け継いでいます。

曽祖父が綱木地区出身 加藤瑞穂さん(29)「自分の家は30年近くお盆は獅子踊り。親戚まわりというより獅子踊り。どこまでやれるかだができる限り色んな人に参加していただきながら10年20年続けていけたら」

綱木獅子踊り保存会 田中隆司さん「綱木という山奥でやることが一番の魅力。力強い獅子踊りで見てもらった皆さんに勇気といったものを感じてほしい」

訪れた人たちは住民や知人との再会を喜び合いながら伝統の獅子踊りを楽しんでいました。

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