「自分の生き方をデザインしクリエイトできる人に」東北芸工大で卒業式 500人が飛躍誓う
山形市の東北芸術工科大学で19日、卒業式が行われ、保護者に見守られながらおよそ500人の卒業生たちが飛躍を誓い、学び舎を巣立ちました。
卒業を迎えたのは、芸術学部とデザイン工学部の 2学部10学科と大学院を合わせて521人です。保護者らが見守るなか、式ではまず、中山ダイスケ学長が各学科の代表に学位記を手渡しました。
そして、テレビカメラを仮装して壇上に上がったのは、デザイン工学部映像学科の代表。モニターには、中山学長が映っています。
「ちゃんと撮れていますか?久しぶりに見ました仮装おめでとう」
中山学長は、「みなさんが学んだアートやデザインは、作品を作るためだけではない。自分の生き方をデザインしクリエイト出来る人であってほしい」と卒業生にはなむけの言葉を贈りました。これに対し、卒業生を代表して芸術学部美術科の鈴木葉さんが、決意を述べました。
芸術学部美術科 鈴木葉さん「大学で出会えた仲間との絆はこれからの人生においても大きな支えになると確信している。これから先それぞれの道を歩む私たちは時に迷い立ち止まることもあるかもしれません。この大学で得た財産を糧に一歩ずつ前に進んでいきたい」
横山岳アナウンサー「式を終えた学生たちがぞくぞくと外へ出てきました。あいにくの天気ですが表情は晴れやかに学び舎をあとにします」
プロダクトデザイン学科の卒業生「首席で卒業出来てうれしい。家電デザイナーとして働く。美容家電をデザインするがいつかみなさんの手に届くようなデザインをしたい」
プロダクトデザイン学科の卒業生「学校に夜遅くまで残って課題しながら話をしていた時間が楽しかった。卒業後は自動車メーカーのデザイナーとして働く」
横山アナ「きょうの衣装のポイントは」
プロダクトデザイン学科の卒業生「父親のおさがりの赤ジャケットが着たかった」
横山アナ「似合っています」
こちらのみなさんは、バレーボールサークルの仲間たち。サークルでの思い出を聞いてみると…。
プロダクトデザイン学科の卒業生「毎年ハロウィンで仮装してバレーボールをする。仮装して集まったり楽しかった。回りの人たちも楽しい人たちだったのでいっしょに楽しんでくれてありがたかった」
それぞれの晴れ姿で仲間や家族たちと記念撮影をしながら卒業を祝っていた学生たち。今後の飛躍を誓い、社会へと羽ばたいていきます。