“わいせつ配達員”に懲役4年求刑 市街地で夜に女性を物色 検察「卑劣で悪質」山梨
甲府市の中心街で複数の女性にわいせつな行為を繰り返していたなどとされる配達員の男の裁判が23日甲府地裁で開かれ、検察側は懲役4年を求刑しました。
不同意わいせつや傷害などの罪に問われているのは甲斐市西八幡の配達員、赤池範之被告(41)です。
起訴状などによりますと、赤池被告は去年9月、甲府駅前の公衆トイレで10代女性の胸を触った上、首を絞めるなどしたほか、 甲府市中心街を歩いていた3人の女性に対し、それぞれ自転車で近づいて追い抜きざまに尻を触るなどしたとされます。
初公判で赤池被告は起訴内容をおおむね認めました。
検察側は赤池被告が自らの性欲を発散するため対象となる女性を夜間に探し回っていたと明らかにし、赤池被告は女性の尻を触るわいせつ行為について「去年6月ごろから20回くらいやった」などと話しました。
検察側は「女性を性欲のはけ口としか考えていない卑劣で悪質な行為で、被害者の精神的苦痛は相当なもの」などと指摘し、赤池被告に懲役4年を求刑しました。
判決は来月6日に言い渡されます。