大相撲九州場所で幕内初優勝を果たした阿炎（錣山部屋）が26日、オンライン会見を行い、来年1月8日に初日を迎える初場所へ意気込みを語りました。

九州場所で三つどもえの優勝決定戦を制した阿炎は西前頭9枚目から東前頭3枚目に番付を上げました。

自身の番付については「上がったことはうれしいけれど、やることは変わらない。相撲のことだけを考える」と気を引き締め、「感覚的にも体の調子はいいので、初日にピークを持って行けるようにしたい」と初場所への思いを話しました。優勝という1つの夢をかなえ、今の夢は“師匠の錣山親方超え”だという阿炎。

「“師匠を超えたい”というのは番付だけではない。人としても超えていきたいと思っている。まだまだ自分には至らないところが多い。慕われるような人間になりたい」と心身ともに更なる成長を誓いました。

“師匠超え”へ向けた新たな一歩となる初場所は、三役力士と総当たりになります。

「ずっとチャレンジャーの気持ちでやっている。自分のモットーは“一番集中”」と目の前の一番を冷静に見据え「感謝の気持ちも忘れちゃいけないので、その中でどれだけ相撲に集中できるかだと思う。それを考えてしっかり土俵に上がりたい」と気合を込めました。