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【箱根駅伝予選会】着々と強化が進む立教大 めざす100回大会よりひと足早く箱根路へ復帰も!? 今年も前半から飛ばすか?

2022年10月14日 6:02
【箱根駅伝予選会】着々と強化が進む立教大 めざす100回大会よりひと足早く箱根路へ復帰も!? 今年も前半から飛ばすか?
前々回の箱根駅伝に関東学生連合で出場した中山選手(3年) 疲労骨折で出遅れていたが予選会にはエントリー(写真:アフロ)

◇第99回箱根駅伝予選会(10月15日、東京・立川)

1934年の第15回大会から通算27回出場し、第33回大会には総合3位という成績を残している立教大学。1968年の第44回大会を最後に出場が途絶えていますが、再来年の創立150周年に向けた記念事業として「立教箱根駅伝2024」事業が発足。4年前には、かつて中央大のスター選手として活躍した上野裕一郎氏を新監督に迎え、第100回大会での本戦への復帰と世界レベルの選手育成を目指し、強化を進めています。

【今シーズンここまで】

ルーキーの國安広人選手と2年の林虎大朗選手が5月に10000m28分台をマークし、今季は28分台ランナーを4人も擁することになりました。6月の全日本大学駅伝関東地区選考会は、前々回の第97回箱根駅伝を関東学生連合チームで走った中山凜斗選手(3年)が欠場し(大腿骨疲労骨折の回復が遅れたため)、下級生主体で臨む中、3年の関口絢太選手が4組15位と力を発揮。本戦出場には届かなかったものの11位と、昨年度の16位から躍進を果たしました。また内田賢利選手(3年)は関東インカレ2部3000m障害で7位入賞、同種目で日本選手権にも出場しました。

【近年の予選会】

前々回は28位とボーダーラインからかなり遠かったものの、前回は16位と大躍進を果たしました。集団走は行わず個々にレースを進め、斎藤俊輔選手(当時4年)が個人19位、中山選手(当時2年)が34位、安藤圭佑選手(当時1年)が77位、関口選手(当時2年)が87位と4人が二桁順位で走りました。また前半から飛ばす作戦を披露し、5km通過の時点で暫定トップという見せ場も作りました。

【注目選手】

◆中山凜斗選手(3年)
前々回の第97回箱根駅伝に関東学生連合で出場。前回の予選会も個人34位と好走しました。今季の前半戦は大腿骨の疲労骨折で出遅れていましたが、予選会のエントリーには間に合わせました。

◆國安広人選手(1年)
兵庫・須磨学園高時代は5000mでインターハイに出場。大学入学後に5000m、10000mともに自己記録を更新しました。10000mの自己ベストは28分53秒82。6月の全日本大学駅伝選考会では1年生にして最終4組を任されました。

◆服部凱杏選手(3年)
中学時代は1500mで全中チャンピオン。昨年は日本選手権1500mで決勝に進出し、1500m、5000m、10000mなどで自己記録を更新したものの、予選会は欠場しました。今年は春先から出遅れていたものの復調し、予選会のエントリーに入りました。

【予選会のポイント】

今季前半戦で出遅れていた中山選手や服部選手が順当にエントリーされたのはチームに大きな安定感をもたらしそうです。4年生のエントリーはキャプテンの金城快選手1人だけですが、2年の林選手、1年の國安選手ら下級生も地力をつけており、100回大会での本選出場へ、着々と強化は進んでいます。今年は前回以上の結果を望むことができそうですが、めざす100回大会よりひと足早く箱根路への復帰を決められるか・・・。「集団走はしない」という戦略がどう出るのか?チーム内の中間層がどこまで順位を上げられるか?そして今年も前半から飛ばすのか?まずは最初の5kmでの順位に注目です。

第99回箱根駅伝予選会
■日本テレビ地上波(関東地区ほか)生中継
10月15日(土)9:25~11:25 ※TVerでもライブ配信

■BS日テレ(録画放送)
10月15日(土)午後7時~午後9時

■日テレジータス特別編
10月21日(金)午後7時半~午後10時

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