◇第61回NHK杯体操(15日、東京体育館)

体操男子の個人総合日本一を決めるNHK杯。東京五輪で個人総合と鉄棒で金メダルを獲得し、2冠を達成した橋本大輝選手は、今大会でも優勝を果たし、昨年に続く連覇を達成しました。

しかし、試合後のインタビューでは「久しぶりにボロボロな試合をして悔しい」と語った橋本選手。

ミスがなく安定した演技を見せる印象が強い橋本選手ですが、この日の演技ではあん馬で1回の落下、得意種目の鉄棒では2回の落下。

事前会見でも膝以外の全ての調子が悪いと話していた橋本選手。試合後も「調整不足できつい試合だった」と話し、最終種目だった鉄棒では体に疲労がたまり、うまく鉄棒を握ることができなかったと明かしました。

しかしこの試合で得た反省点を次にいかしたいと、前向きな姿勢を見せ「いろんな方々のおかげで6種目を終えることができた。世界選手権では団体・個人共に金メダルを目指す」と10月から11月にイギリスで行われる世界選手権に向け、抱負を語りました。

橋本選手は来週末の21日(土)に行われる東日本インカレに出場予定です。