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「スポーツこそは、世界をつなぐ」という安倍元総理の言葉を引用し追悼 JOC山下泰裕会長

2022年7月8日 22:00
「スポーツこそは、世界をつなぐ」という安倍元総理の言葉を引用し追悼 JOC山下泰裕会長
安倍元総理と山下泰裕会長(写真:西村尚己/アフロスポーツ、2019年に撮影)

安倍元総理大臣が銃撃され、亡くなったことを受けて、JOC(日本オリンピック委員会)の山下泰裕会長がコメントを発表し、東京2020の招致活動での安倍元総理がスポーツ界で果たした役割などについて、改めて感謝の意を表しました。


▽以下、山下泰裕会長のコメント

まずもって安倍元総理のご冥福をお祈り申しあげます。民主主義の根幹をなす選挙という時期に起きた、このような卑劣な暴挙は断じて許すことができません。

安倍元総理は、公益社団法人全日本アーチェリー連盟会長を務めるなど、長くスポーツ界に心を寄せ、支えていただいておりました。2013年9月には、ロシアから直接ブエノスアイレスのIOC総会にかけつけていただき、東京2020大会開催の決定に大きな後押しをしていただいたことは多くの方の記憶に残っていることと思います。

そのIOC総会のスピーチの中で、1964年の東京大会の思い出に触れ、「スポーツこそは、世界をつなぐ。そして万人に、等しい機会を与えるものがスポーツであると、私たちは学びました」とおっしゃいました。

スポーツに携わる者として、安倍元総理が残したこの言葉を改めて受け止め、多様性を受け入れ社会をつなぎ得るというスポーツの根源的な価値を、これからも社会に伝えてまいります。