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ホーバスジャパン初勝利!チーム最年少22歳・西田優大が両チーム最多27得点の大暴れ

2022年2月26日 17:12
ホーバスジャパン初勝利!チーム最年少22歳・西田優大が両チーム最多27得点の大暴れ
両チーム最多の27得点をあげた西田優大選手 ©FIBA

◇2023年バスケットボールW杯アジア地区予選Windows2 日本 76ー71 台湾(26日、沖縄アリーナ)

東京五輪で女子日本代表を銀メダルへ導いたトム・ホーバスヘッドコーチが就任したバスケットボール男子日本代表。

11月のW杯予選以来のホーバス体制3試合目となった台湾戦は、第4クオーター終盤まで2点差を争う激戦に。チーム最年少の22歳、西田優大選手が両チーム最多27得点の大活躍を見せ、76-71で初勝利を飾りました。

第1クオーター、西田選手が鋭いドライブでチーム初得点をあげると、谷口大智選手が3ポイントシュートを立て続けに決める活躍を見せます。しかし台湾にインサイドを攻められ、リードを許す展開に。第1クオーターを15-21で終えます。

続く第2クオーター、西田選手やキャプテン・富樫勇樹選手のフリースローで徐々に点差を詰めていくと、この日、センターを担ったルークエヴァンズ選手がリバウンドで奮起し、一時逆転に成功します。しかし、その後台湾に今度は外からのシュートを浴び、33-39の6点ビハインドで第2クオーターを終えます。

リードを許す展開に対し「3ポイントシュートと2ポイントシュートのバランスが悪かった」というホーバスHC。

迎えた第3クオーター。日本は西田選手を中心に攻撃を組み立てると、新加入した佐藤卓磨選手が立て続けに3ポイントを決めてチームに勢いをもたらし、49ー53と4点差に縮めます。

そして最終・第4クオーター。序盤に西田選手がフリースロー・3ポイントを確実に決めて1点差に詰め寄るも、台湾にリバウンド争いで敗れる場面も見られ、再逆転することができません。

ホーバスHCが思わず「リバウンド!」と喝を入れる場面も見られました。

するとこの状況を打破したのは富樫選手と西田選手でした。富樫選手は個人技で3ポイントシュートを立て続けに決め、逆転に成功すると、西田選手の鋭いドライブからの得点で、リードする展開に。試合終盤まで堅守で台湾に得点を許さず、76-71で勝利。トム・ホーバスHC体制初勝利となりました。

西田選手は両チーム最多27得点、ルークエヴァンズ選手が17得点12リバウンドの「ダブルダブル」を記録しました。

初勝利したホーバスHCは試合後「(勝利して)最高です。前回の中国戦で負けてから3か月間長かった。今はどの選手でいくかとかはまだ決まっていないけど、最後うちのバスケットができた」と喜びました。

翌27日、日本はFIBAランキング3位の強豪・オーストラリアと対戦。「高さでは負けるけど、東京五輪でも見たと思うけど、スピードとチームバスケをしっかりやれば勝てる、間違いない」とホーバスHCは意気込みを語りました。