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【解説】ラグビーW杯 日本の決勝T進出条件は?

2023年9月29日 11:31
【解説】ラグビーW杯 日本の決勝T進出条件は?
ラグビーW杯 日本代表の決勝トーナメント進出条件(29日時点)
ラグビーワールドカップ2023フランス大会(9月8日-10月28日)

日本代表が日本時間29日のサモア戦に勝利し、勝ち点『9』でプールDの2位に立っています。

10月8日行われるアルゼンチン戦で勝利すれば、3勝で文句なしの予選突破。29日時点での日本の決勝トーナメント進出条件について整理します。

3試合を終えて勝ち点『14』のプールD・イングランド。この勝ち点に並ぶ可能性のあるチームは日本とアルゼンチンのどちらかに絞られているため、2位以上が確定。また仮に勝ち点『14』で並んでも、両チームともにイングランドとの直接対決に敗れているため、イングランドの1位通過が決定しています。

つまり、日本はアルゼンチン、サモアとプールDの2位を争うことになります。

■日本がアルゼンチンに勝利すれば自力突破

日本がアルゼンチンに勝利した場合、日本の勝ち点は最低でも『13』。これにアルゼンチンとサモアは並ぶことができないため、日本の突破が決まります。

■引き分けかつ、日本のみボーナスポイント獲得

日本がアルゼンチンに引き分ける場合でも、4トライ以上を奪えばボーナスポイント(以下、BP)『1』を獲得できます。この場合、日本の勝ち点は『12』となり、アルゼンチンとサモアは並ぶことができないため、日本の突破が決まります。

■引き分けで勝ち点を分け合う

日本がアルゼンチンと引き分け、勝ち点『2』、あるいは『3』を分け合う場合、30日に行われるアルゼンチン対チリの結果が関わってきます。

アルゼンチン対チリでアルゼンチンが勝ち点『5』を獲得する場合、最終的な勝ち点で並ぶため、得失点差などで争うことになります。

一方、アルゼンチンがチリ戦で勝ち点『4』以下の場合、最終的な勝ち点で日本が上回るため、日本の突破が決まります。

■引き分けかつ、アルゼンチンのBP

日本がアルゼンチンと引き分け、日本が勝ち点『2』、アルゼンチンがBPを獲得し『3』の場合、アルゼンチン対チリの結果次第では日本の敗退の可能性もあります。

アルゼンチンがチリに勝ち点『5』で勝利した場合、最終的な勝ち点は日本が『11』、アルゼンチンが『12』となるため、日本は敗退。

アルゼンチンがチリに勝ち点『4』で勝利した場合は、ともに勝ち点『11』で並び、得失点差などに持ち込まれます。

またアルゼンチンがチリに勝利しなかった場合は、アルゼンチンは日本の勝ち点『11』を上回ることができず、日本の突破が決まります。

■日本が負けても、可能性は0ではない

日本がアルゼンチンに敗れる場合、自力での突破は不可能に。また10月8日に行われるイングランド対サモアの結果も影響を及ぼします。

アルゼンチンがチリ相手に勝ち点『3』以上を獲得した場合、日本はアルゼンチンとの比較で上回ることができず、アルゼンチンが突破します。

仮に日本がアルゼンチン戦で勝ち点『0』でも、
・アルゼンチンが日本戦でBPを獲得できない
・アルゼンチンがチリに敗れ、BPを獲得できない
・サモアがイングランドに引き分け以下
のパターンでは日本の決勝トーナメント進出の可能性が残されており、その展開に最後まで目が離せません。

<今後の主な日程(日本時間)>

・9月30日午後10時00分キックオフ アルゼンチンvsチリ
・10月8日午前0時45分キックオフ イングランドvsサモア
・10月8日午後8時00分キックオフ 日本vsアルゼンチン
・10月15日、16日 準々決勝
・10月21日、22日 準決勝
・10月29日 決勝

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