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レスリング乙黒拓斗天皇杯優勝 東京五輪で金メダル獲得後は「喪失感は相当きつかった」 人生で一番の目標達成で

2022年12月26日 6:02
レスリング乙黒拓斗天皇杯優勝 東京五輪で金メダル獲得後は「喪失感は相当きつかった」 人生で一番の目標達成で
天皇杯優勝の乙黒拓斗選手
◇天皇杯全日本レスリング選手権(12月22日~25日、駒沢)

男子65キロ級で東京五輪金メダルの乙黒拓斗選手が3年ぶりに天皇杯優勝を飾りました。

決勝は安楽龍馬選手との対戦。開始1分半すぎ、足を取るも倒されまいとする相手と激しい攻防。しかし、パワーで押さえつけ、2点を得ました。後半は定評のあるディフェンス力を発揮。安楽選手に攻め入る隙を与えません。終了間際に1点を追加し、東京五輪後、初めての大会で優勝しました。

実は、乙黒選手が本格的に練習を始めたのは約2か月前。金メダルを獲得した後、楽しかったレスリングにも打ち込むことができなくなったと明かしました。

「(東京で金というのは)一番の目標だったんで、それを達成してからの喪失感は相当きつかったです」

あまり楽しくないと思う中でも、大会で勝つ目的のためだけに、練習に打ち込んできました。しかし、一度レスリングと向き合ってしまえば、「緊張感とか、心がゾクゾクする感じ」を楽しめるようになったといいます。

「レスリングが自分(そのもの)というか、一緒に生きていることを、離れてから感じたんで、レスリングと一緒にやっていきたいなと思います」

離れたことで改めてレスリングが自分の中でどんな意味を持つのか再確認できたと話した乙黒選手。今後は海外での試合も視野にいれながら、パリ五輪出場を目指し、戦っていくことになります。

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