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ボクシング元女子世界王者・真道ゴー 男子プロテストは認められず心境を語る「まずは受け止めたい」

2023年7月20日 6:20
ボクシング元女子世界王者・真道ゴー 男子プロテストは認められず心境を語る「まずは受け止めたい」
19日、会見に臨んだ真道選手
元WBC女子世界フライ級チャンピオンの真道ゴー選手が19日、会見を開き「プロボクサーになれると思いながらだったので、きょうの結果は残念」と心境を語りました。

日本ボクシングコミッション(JBC)は19日の理事会で、“選手の安全管理を最優先に考えなければならない”と真道選手の男子プロテスト受験を見送り、スパーリングによる準公式試合を認める判断を出しました。真道選手は2017年の引退後に性別適合手術を受け、戸籍も男性に変更しています。

真道選手は「プロボクサーになれると思いながらだったので、今日の結果は残念ですけど、この2年間、さまざまな方が尽力してくださった。JBCに『なんでやねん』という気持ちよりも、スポーツはルールがある。どういう結果になっても自分の中で受けとめる気持ちでやってきたので、JBCに異議申し立てをするつもりはない。と話しました。

また、前日36歳の誕生日を迎えたことに触れ、「年齢のことを考えたときに、このままリングに上がらず終わっていくのではなくて、JBCがいうような試合を通してプロ認定してもらうことを、これからいつ決まるかわからないことを2年3年プロになるまで頑張っていく、という表明も難しい」と正直な思いを明かしました。

今後については、「2年間トレーニングしてきたのでこのまま終わっていくとは考えない。(準公式試合に相当する)3ラウンドのヘッドギアなしの試合に挑むのか、海外でのプロとしての活動にチャンスがあるのかを、会長らと話し合って、どういう形でリングに上がるかを考えていきたい」と話すにとどめました。

会見に同席したグリーンツダボクシングジムの本石昌也会長は「真道選手一人だけの行動ではなく、世の中を大きく動かし、ボクシングの枠を超えた素晴らしい一歩を踏み出してくれた」と話しました。