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【W杯】体調不良でクロアチア戦欠場の久保建英「ピッチに立てなかったのが一番悔しい」

2022年12月6日 19:48
【W杯】体調不良でクロアチア戦欠場の久保建英「ピッチに立てなかったのが一番悔しい」
一夜明けて取材に応じたサッカー日本代表・久保建英選手
◇サッカーFIFAワールドカップカタール2022(11月20日~12月18日)

史上初のベスト8をかけて、クロアチア戦に臨んだ日本代表は、前半に先制するも、後半に同点に追いつかれPK戦の末、決勝トーナメント1回戦で敗退しました。

クロアチア戦は体調不良によりベンチ外となった久保建英選手は一夜明けて、「最後のピッチに立てなかったっていうのが一番悔しいです」と心境を明かしました。

▽以下、久保建英選手のインタビュー

――クロアチア戦から一夜明けました。久保選手が感じる率直な思いを教えてください。

「僕はテレビで見ていたのであまりピッチで戦った選手だったり、会場で一緒に応援していたファンの皆様と同じような気持ちだったか分からないですけど、終わった瞬間、終わっちゃったなーという気持ちが一気に押し寄せてきた。試合中なんかは熱も1度くらい上がって、終わった瞬間に下がるくらい集中しているというか興奮していました。そういった意味で終わったんだなと、さーっと体から、風邪引いているんですけど、熱が引いていくような感覚があった。一夜明けてやっと終わったんだなと実感が追いついてきた感じですね」

――久保選手にとってはどういう大会になりましたか?

「4年前のベルギー戦を僕は家のテレビで見ていて、まさか4年後もテレビで見ることになるとは思っていなかった。本当によくないデジャブみたいなものになってしまって。そこは個人として、選手として、本当に今回こういうことにならないように僕は家族にも会わずに誰にも会っていなかったんですけど。本当にどこから(風邪が)うつったか分からなくてすごく悔しいです。そういった体調管理だったりっていうのも、もっとできることはあったと思いますし、最後のピッチに立てなかったっていうのが一番悔しいです」

――次に向けての思いを教えてください。

「ちょっと4年は遠いので、今の自分には。まずはクラブに帰って、クラブでも主力選手が復帰して、自分の立場も危なくなると思うので、そういったところでレギュラー争いに勝っていくことが自分の成長につながると思うので、まずは残りの半シーズン、もう1シーズン終わったみたいな感じになっていますけど、なんとか気を持ち直して残りの半シーズン、チームのために戦いたいなと思います」

――今回の大会を通して、そして4年間を通してチームを引っ張ってきた吉田麻也選手だったり、長友佑都選手は、チームや久保選手にとってはどのような存在でしたか?

「特に吉田選手、長友選手はそうですけど、僕の中ではオリンピックのこともあって、遠藤(航)選手、酒井(宏樹)選手、吉田選手にはまた申し訳ないことをしてしまったなという気持ちもあります。たらればですけど、自分がいたらっていうのは延長戦の時とか見ていて思いましたし、そういった意味でピッチに立てないっていうのはこんなに申し訳ないことなんだなと。(選手たちが)帰ってきて、僕は体調不良だったのでみんなの顔を見ることはできなかったですけど、何人かから連絡をもらって、それが逆に申し訳なく感じることもありました。ピッチに立てない無力感というか、サポーターにもなりきれないですし、出たい気持ちもある中、すごくもやもやした気持ちというか。全力応援はしていますけど、なんでピッチに立てないんだろうって気持ちもありながら、難しい気持ちでした」