◇MLB エンゼルス8-7アスレチックス(日本時間28日、エンゼル・スタジアム)

エンゼルスの大谷翔平選手は28日のアスレチックス戦で、開幕から無傷の4勝目を飾りました。4回の大量5失点には、“ピッチコム”の故障が得点に絡んだかを聞かれましたが、「そこは関係ない」と否定しました。

大谷選手は、3回まで打者9人に対し5奪三振と、1人のランナーも許さない完璧な投球を披露します。

ところが5-0のリードで迎えた4回、先頭打者に初球を投げた後、捕手とサインを伝達する機械“ピッチコム”に不具合が生じ、一時試合が中断します。

するとその直後に連続四死球を許した大谷選手は、今季初被弾を含む2本塁打を浴び、この回だけで大量5失点。試合後には、「(ピッチコムは)たまに聞こえなかったり、聞こえたりするので、ちょっと調子は良くなかった」とそのときの状況を説明しました。

思わぬ形でリズムを崩した大谷選手でしたが、その後は5、6回と1本のヒットも許さず無失点。「そこ(ピッチコムの故障)は関係なくて、たとえ壊れたとしても、手でのサインでも同じように投げられるのが、ベストかなと思います」と大量失点に動揺することなく投球を続け、今季4勝目をあげています。

◇ピッチコムと大谷選手
今月18日レッドソックス戦に登板した際も雨の影響で故障。大谷選手は、機械の交換をジェスチャーでベンチに合図を送りますが、うまく伝わらず、いらだつ様子をみせていました。