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【セ・リーグ】赤星憲広のプロ野球順位予想 優勝は阪神 2位にヤクルト 巨人は4位

2023年3月27日 0:20
【セ・リーグ】赤星憲広のプロ野球順位予想 優勝は阪神 2位にヤクルト 巨人は4位
赤星憲広さんのセ・リーグ順位予想
今月31日に開幕戦を迎えるプロ野球セ・リーグ。野球解説者の赤星憲広さんが、26日の日本テレビ「Going!Sports&News」でセ・リーグの順位予想を発表。投手力と打撃力を10点満点で評価しています。

1位阪神…投手力10点、打撃力8点

昨季3位の阪神を優勝に推した理由に、充実した投手力を挙げた赤星さん。

先発には投手3冠に輝いたエース青柳晃洋投手を筆頭に西勇輝投手、伊藤将司投手、西純矢投手。抑えには湯浅京己投手、中継ぎには岩崎優投手、浜地真澄投手らが揃い、12球団唯一の10点満点の評価。

その投手の中で期待を寄せるキーマンは才木浩人投手。先発ローテーションを守り、2ケタ勝利をすれば優勝に大きく近づくとのこと。

また打撃で期待を寄せるのは、ドラフト1位ルーキーの森下翔太選手(中央大学)。オープン戦では3本塁打を放つなど長打力を発揮。赤星さんは打率.280、20本塁打を期待しています。

2位ヤクルト…投手力8点、打撃力9点

リーグ3連覇を目指すヤクルトを2位と予想。

投手陣の先発の柱として大きな期待を寄せるのは侍ジャパンとしても活躍した高橋奎二投手。昨季キャリアハイの8勝を挙げたサウスポーには“ヤクルトのエース”に成長して欲しいとのこと。

一方で不安要素に挙げたのは中継ぎ陣への負担。昨季は先発完投型の投手が少ないことから、今年はそのひずみが来る恐れがあると言います。

打撃では、昨季3冠王の村上宗隆選手に続く打者の活躍に言及。赤星さんは、昨季打率.243、23本塁打と例年より不振だった山田哲人選手に奮起を求めており、打率.280、25~30本塁打の活躍が3連覇には必要と話しました。

3位DeNA…投手力7.5点、打撃力8.5点

昨季2位のDeNAは、左の先発に比べ右の先発に不安があると話す赤星さん。

その中で期待するのは、今季右ひじの手術から完全復活を目指す平良拳太郎投手。オープン戦2試合9イニングを自責点0と好投。DeNAにとって貴重な先発右腕になると期待します。

打撃陣では4年目のショート森敬斗選手の台頭を期待。昨季はキャリアハイの61試合に出場するも、確固した位置は築けず。赤星さんは「ショートのレギュラーだけ決まっていない。そろそろ頭角を現して欲しい」とコメントしました。

4位巨人…投手力7点、打撃力8.5点

菅野智之投手らコンディション不良で、開幕に出遅れる先発投手が多い巨人。ビーディ投手、グリフィン投手ら新外国人の活躍が必須と言います。

さらに躍進を期待するのが2年目の赤星優志投手。オープン戦3試合では安定した投球を見せ評価を高めています。1年間ローテーションを守れるかどうか、注目していると話します。

また野手では、侍ジャパンのキャッチャー大城卓三選手が攻守におけるキーマンとにらむ赤星さん。守備では苦しい投手陣を引っ張ること、攻撃でも高齢化している打撃陣のプラスアルファとしての役割を期待します。

5位中日…投手力9点、打撃力6.5点

先発投手陣は小笠原慎之介投手、大野雄大投手、柳裕也投手、涌井秀章投手と豊富と高評価。

中でも楽しみなのは、プロ3年目、侍ジャパンでも活躍した高橋宏斗投手。初めてローテーションを任される年になるが、2ケタ勝利すれば中日の順位は大きく変わると言います。

課題は打撃陣と話す中、ドミニカ共和国出身、新助っ人のアキーノ選手に期待。オープン戦では打率1割台も4本塁打を記録。長打の少ない中日にとって、ホームランと得点力を高める存在になるのではと言います。

6位広島…投手力6点、打撃力6.5点

打撃では巧みなバットコントロールを持つ西川龍馬選手に注目。打撃は天才的なものがありクリーンアップで首位打者並みのヒット量産を期待します。

投手陣では床田寛樹投手に注目。昨シーズンは骨折もあり途中離脱、復活シーズンにどれだけ活躍できるかが上位浮上の鍵となると言います。