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スピードスケート高木美帆 新体制初の大会で3冠も納得いかず「過去の自分よりも速くありたい」

2022年10月23日 17:54
スピードスケート高木美帆 新体制初の大会で3冠も納得いかず「過去の自分よりも速くありたい」
レース直後険しい顔を見せる髙木美帆選手
◇全日本スピードスケート距離別選手権大会 女子1000m(23日、長野市記念オリンピックアリーナ)

北京五輪金メダリストの高木美帆選手が、今大会4種目目となる女子1000mで優勝を果たし、3冠を達成しました。

恩師のヨハン・デビッドコーチとともに結成した新チームで臨んだ今大会。21日の女子1500m、22日の女子3000mで優勝し、3冠をかけて女子1000mに臨みました。

レースでは課題のスタートで出遅れ200m通過時点で4位。それでも一気にスピードをあげ600m通過時点で首位に立つとその後もスピードを落とさずフィニッシュ。2位に1秒以上の差をつけ優勝しました。

しかしレース直後には首をかしげた高木選手。その理由を聞かれると「リザルトは納得するタイムではない。初日の女子1500m以外では世界と戦うのが厳しい段階。過去の自分よりも速くありたいので、どう改善していくのか突き詰めていきたい」と、険しい表情で語りました。

それでも新体制になって変化したことを聞かれると、「たくさんの方から応援のメッセージ、力になりたいという言葉をいただいている。お世話になった方々にも初日の女子1500mでいいレースをお見せできたのがよかった」と、笑顔で話しました。