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「私生活は楽しく、練習はピリッと」史上初の全日本6連覇を呼びこんだ名城大スーパールーキー米澤奈々香が強さ語る

2022年10月31日 15:58
「私生活は楽しく、練習はピリッと」史上初の全日本6連覇を呼びこんだ名城大スーパールーキー米澤奈々香が強さ語る
名城大・1区区間賞の米澤奈々香選手(左)、2区区間賞の石松愛朱加選手(右)
全日本大学女子駅伝(30日、宮城・仙台、6区間38.1km)

6区間中5区間で区間賞を獲得し圧倒的な強さを見せた名城大学が史上初の大会6連覇を達成しました。その流れを作ったのは1区のスーパールーキー米澤奈々香選手(1年)。

前日、米田勝朗監督は「駅伝の流れを作る1区(6.6km)、しっかり役割を果たして欲しい」と大きな期待を寄せるコメント。

スタートの競技場から先頭に立つと最初の1kmを3分07秒で通過。その後もハイペースで走ると、4km過ぎで2位以下を一気に突き放しました。解説の高橋尚子さんは「上りは力強く、下りは非常に軽く力を抜いて走り方がうまい」と、アップダウンにも柔軟に対応する姿を称賛。21分09秒で区間賞、2位に19秒差をつけ6連覇の足がかりを作りました。

高校時代は仙台育英で過ごした米澤選手。「高校時代お世話になった宮城・仙台の地で光栄な結果を残すことができてすごくうれしく思っています」と、快走に喜びを感じていました。

また名城大で成長を実感している米澤選手。「名城大の強さの秘密、驚いたことはメリハリがすごくあるチーム。私生活でもチームの仲間たちと過ごしていますが、明るくワイワイしながら楽しく過ごせています。練習になるとピリッと空気が変わって全員が集中している姿は先輩方から学んでいる。その雰囲気を肌で感じています」

好きなものはイチゴとオムライス。サポートしてくれた人たちが作ってくれた好物のお守りをつけて走りました。これからの名城大を背負うルーキーは12月の富士山駅伝に向けて「また一からチーム内で出走メンバーの争いが始まる。まずは出走メンバーに入ることを目標とし、どの区間でも役割を果たせる状態に仕上げたい」と、チーム内での激しいメンバー争いを勝ち抜きたいと話しています。