バスケ富永啓生 アメリカへ出国「NBA選手になる」チームメートとはゴルフでコミュニケーション
富永選手は幼い頃からの「NBA選手になる」という夢を叶えるため、高校卒業後の3年前にアメリカへ単身渡米。アメリカでの活躍が評価され、今年5月からは日本代表のため一時帰国していました。
7月に行われたW杯予選で代表デビューを果たすと、世界3位の強豪オーストラリア相手に、両チーム最多の18得点。続くアジアカップでも5試合を戦い、チーム最多得点を記録するなど、強烈なインパクトを残しました。
出国を迎えたこの日、宿泊していたホテルから出てきた富永選手は188cmの身長が小さく見えてしまうほどの大きなスーツケースとゴルフバッグとリュックを背負って登場。
ゴルフはアメリカでチームメートから誘われ始めたのがきっかけ。最初は興味がなかったそうなのですが、今ではコミュニケーションのひとつとなっていると言います。1年前に始め、ベストスコアは「95」。バスケでは通常の3ポイントラインより後方から打つ「ディープスリー」を得意とする富永選手ですが、ゴルフでも「ロングパット」が得意とのこと。
また、好きな食べ物は母・ひとみさんが作る「オムライス」。今回の一時帰国でも、大好物を食べることができたと笑顔で話してくれました。
空港に到着すると、搭乗手続き中にまさかのハプニング。スーツケースの重量が規定より3キロオーバー。悩んだ末に、超過料金を支払うことを決断しました。スーツケースの中身を尋ねると、アメリカのチームメートへのお土産のお菓子や日本の食料品を多く入れていました。
バスケについての課題は「3ポイントの精度を上げ、レンジ(距離)ももっと広げたい」と自身の武器である3ポイントシュートのさらなる進化を目標に。そして「もちろんNBA選手になることが1番の目標です。アメリカで頑張ってきます」と力強く話してくれました。
新学期から大学3年生になる富永選手。日本人4人目のNBA選手に向けてアメリカの地で大暴れが期待されます。