ランビエールコーチが北京入りし宇野昌磨へ直接指導 大会前コロナ感染もその後陰性で無事渡航
2日後の8日に、北京五輪フィギュアスケート男子シングルのショートプログラムを控える宇野昌磨選手に心強い味方が帰ってきました。
宇野選手のコーチであるランビエール氏(スイス)は3日、新型コロナウイルスの検査で陽性判定だったことを自身のSNSで公表。ワクチンの追加接種も済み、無症状ですでに陰性となっていましたが、スイスの規則に従って自主隔離中でした。そして、SNSでは「数日待機してから北京へ向かう」と説明。
コーチ不在の中、宇野選手は北京五輪最初の演技となった団体戦の男子SPではネイサン・チェン選手に次ぐ2位。会心の演技で、コーチ不在の影響を感じさせないスケーティングを見せました。
6日の練習リンクでは、ランビエール氏がラトビアのデニス・バシリエフスを指導する姿が目撃されました。同日に行われた日本の練習時間では、日本代表のウエアに着替え宇野選手へ直接指導。ジャンプで転倒すると、すかさずコーチの元へかけより、アドバイスを求める場面もありました。
練習後、「こっち(北京)に来て1番調子のいいやつ見せられて僕は満足でした」といって、宇野選手は練習場をあとにしました。
男子SPの滑走順は30人中21番目の羽生結弦選手につぐ22番目。4年前の平昌五輪の銀メダリストは、頼れるランビエールコーチとともに、まずは8日からのSPに臨みます。