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久保建英 記録的な活躍の要因は?膝故障後に取り組んだ新たなトレーニング

2023年5月26日 6:03
久保建英 記録的な活躍の要因は?膝故障後に取り組んだ新たなトレーニング
久保建英選手(写真:アフロ)
今季9ゴールを挙げ、スペインでの日本人選手シーズン最多得点記録を更新した久保建英選手。キャリアハイの活躍のウラあった新たなトレーニングに、日本テレビが迫りました。

■指導実績1000人以上・・・久保も10歳から

私たちが取材したのは都内にあるトレーニングスタジオ。トレーナーの木場克己さんは、サッカー元日本代表の長友佑都選手をはじめ、これまで1000人以上のアスリートを指導してきました。

久保選手が木場さんのもとを初めて訪れたのは10歳の頃。木場さんは「自分が講演をやっているのを(久保選手の)お父さんが聞きに来ていて、『帰国したら1回体幹トレーニングの体験をさせてもらってもいいですか』っていうところが最初のきっかけでした」と振り返ります。

当時、スペイン・バルセロナの育成組織でプレーしていた久保選手。日本に帰国した際には木場さんのもとを訪れ、長友選手と合同で体幹トレーニングをすることもありました。

■脇腹とお尻の筋力低下を指摘

木場トレーナーの指導を受けてステップアップしていった久保選手は、2021年に行われた東京五輪で3試合連続ゴールを挙げるなど、日本選手の主力として活躍。

しかし五輪後の9月、試合中のプレーで右膝を負傷。そこから木場トレーナーは、久保選手の体に異変を感じたと言います。

木場「『わき腹とお尻がかなり弱ってるよ』と。膝が原因でトレーニングがなかなかできていない、走るにしてもパスを受けるにしても、シュートに入る、打つ姿勢にしても全て脇腹とおしりが連動できていないと体勢が崩れてしまう」

膝のケガをきっかけに満足のいくトレーニングができず、脇腹とお尻の筋力が低下していると指摘しました。

そこで対策として取り組んだのは、“ウォーターバッグ”という水の入った容器を抱えながら、“ファンクショナルクッション”と呼ばれる傾斜がある足場を踏み込むトレーニング。

ウォーターバッグが脇腹に、ファンクショナルクッションがお尻に効き、同時に強化できるといいます。

取材した弘竜太郎アナウンサーが試してみると、「お尻が爆発しそう」と表現するほどの強度で、20回の挑戦で大量の汗が。

こうしたトレーニングの効果もあり、今シーズン久保選手は記録的な活躍を見せています。

木場さんは「軸足もわき腹とお尻で支えなきゃいけない。ちゃんとできていないと押し出すキックができないんですよ。インパクトがめちゃくちゃ強くなっている」とトレーニングの成果を話しました。

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