池江璃花子「世界に戻りたい」心境語る
競泳の池江璃花子選手(20)が26日、練習を公開。トレーニング後に取材に応じ、4月の日本選手権や五輪への思いを語りました。
2019年2月に白血病を公表した、競泳の池江璃花子選手(ルネサンス)が26日、東京・世田谷区の日本大学三軒茶屋キャンパスで練習を公開。ジムでのバイクトレーニングや、プールでの練習メニューをこなしました。
トレーニング後に取材に応じた池江選手は、「このまま日本の中で活躍するのももちろんですけど、日本じゃなくていつか世界に戻りたい気持ちもある」と、現状に満足することなく、さらなる意欲を語りました。
21日、東京都OPEN水泳競技大会・女子50メートルバタフライで復帰後初優勝を果たした池江選手、周囲から高まる東京五輪出場への期待について、「可能性があるなら頑張りたいですけど、パリ(五輪)を目指しているとずっと言っていますし、本当に心からそう思っているので。そういう質問をたくさんされますけど、どう答えたらいいのか正直分からないですね」と、困惑している様子をのぞかせました。
また、「すごくたくさんの方に東京(五輪)を期待されてはいるんですけど、自分の体のことは自分が1番分かっているので。もしかしたら、いっちゃうかもしれないですけど、でも自分の体的に、とりあえずパリかなという意識的なものはあります」と、現在の心境を明かしました。
東京オリンピックの代表選考会を兼ねる4月の日本選手権に向けては、「まずは、決勝に残ることから徐々に段階を追ってレベルアップしていきたい。今までのタイムよりは速く泳ぎたいなという気持ちです」と、抱負を語りました。