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福大大濠 九州勢対決制し4年ぶりベスト8

2021年3月26日 21:10

第93回選抜高校野球大会 7日目(26日・甲子園球場)

2回戦 具志川商4-8福大大濠

初戦で春夏通じて甲子園初勝利をあげた具志川商(沖縄)と、4年ぶりのベスト8入りを目指す福大大濠(福岡)が2回戦で対戦。両校は九州大会でも対戦し、福大大濠が完封勝ち。

大舞台での再戦となったこの試合で、福大大濠は初回、2アウト2塁から4番・川上陸斗選手のタイムリーヒットで先制します。

一方、雪辱を果たしたい具志川商は直後の1回ウラ、3番・新川俊介選手が大会第4号となるソロホームランを放ち、同点に追いつきます。

その後、両チーム、点を取り合い3対3で迎えた6回、福大大濠は8番・松尾光氣選手のスリーベースヒットでチャンスをつくると、代打で送られた福澤雄太選手の犠牲フライで勝ち越しに成功します。

しかし、福大大濠は直後の6回裏、2アウトから内野のエラーなどで満塁のピンチを背負うと、フォアボールで押し出し。再び同点に追いつかれます。

一進一退の攻防となった一戦はそのまま延長戦に突入。11回表、福大大濠の8番・松尾選手が「狙っていた」という甘く入ったストレートをレフトスタンドへ運ぶソロホームラン。さらに、1アウト1・2塁から4番・川上選手のタイムリーヒットなどで、この回一挙4得点。福大大濠が九州勢対決を制し、4年ぶりのベスト8入りを決めました。

11回のホームランで、チームに勢いを与えた松田選手は「(エースの)毛利投手が一生懸命投げていたので、入って良かった。打線で援護してやろうとずっと言っている。次もしっかりつないでつないで、いい試合ができて優勝できたらいいと思います」と話しました。

福大大濠は28日の準々決勝で、東海大相模(神奈川)と対戦する予定です。

写真:日刊スポーツ/アフロ