２７日、神宮球場で行われたヤクルト対阪神戦。阪神のドラフト１位ルーキー・佐藤輝明選手は６番ライトで先発出場。その初回、２アウトランナー３塁のチャンスで打席が回ってくると、ヤクルト先発田口麗斗投手（２５）が投じた２球目でした。打った瞬間に確信があったという打球は、センターバックスクリーン上部へ飛ぶ、推定飛距離１３０ｍの特大２ラン。開幕２戦目でのプロ初ヒット初ホームランになりました。

さらに７回にもヒットを放つと、その後プロ初盗塁も決め、阪神の開幕２連勝に貢献しました。

阪神９ー５ヤクルト

プロ入り後初のヒーローインタビューで佐藤選手は初ホームランについて、「こういった結果を出すことができてとてもうれしく思います。芯で打ったので、入ってくれて良かったです。（歓声は）最高に気持ちよかったです」と話し、「新人の佐藤輝明です。明日からも皆さんの前でいいプレーができるように頑張ります。今年こそ優勝。その戦力に少しでもなれるように頑張っていきます」と力強くファンにメッセージを送りました。

試合後に佐藤選手の父・博信さん（５３）に話を聞くと、「すごかったですね。今日はなんとなく打つんじゃないかなって予感もあって。まさか１打席目から、しかもバックスクリーンに。忘れられない１発になりました。一言で言うとわが子ながらもってますよね」と息子の活躍を喜びました。