巨人今村「野球人生かけて」1失点好投
28日、巨人対DeNAの開幕第3戦が東京ドームで行われ、巨人の今村信貴投手(27)が先発し、7回1失点の好投を見せました。
開幕3戦目の先発を任された今村投手。しかし、初回にいきなり捕まります。DeNAの先頭・桑原将志選手(27)にツーベースを許すと、3番・ルーキーの牧秀悟選手(22)にタイムリーを許し、初回から1点を失います。
それでもここから立ち直った今村投手。2回・3回を0点に抑えると、4回は3者連続の空振り三振に打ち取る圧巻の投球。7回になっても勢いは衰えず、先頭の大和選手(33)を空振りの三振に抑えると、田中俊太選手(27)も空振り三振に打ち取り、スリーアウト。7回を投げ、112球・6安打・1失点の好投を見せました。
今村投手は試合後、「最初は力が入りすぎてしまって悪いリズムでの投球になってしまいました。何とか粘って7回を投げることはできましたが、先頭打者を5度出塁させてしまい、攻撃への流れを作ることができませんでした。そこが悔しいです」とコメント。
それでも原監督は、「ボール良かったよね。1失点だから。みごとなピッチングでしたよ」と高く評価しました。
さらに、宮本コーチは試合前、今村投手に「野球人生をかけて投げろ」と話していたことを明かしました。「ここでダメなら、もう数年で終わるぞ、と。1点に抑えたのは評価したい。インコースのストレートも良かったね。今年にかける思いは伝わりました」と、時折安堵(あんど)の表情を見せながら語りました。
今村投手が、開幕3連戦で先発を務めたのは自身初めて。
菅野智之投手(31)、戸郷翔征投手(20)の勝ち頭2人に続いてのマウンドで、次につながる結果を残しました。