東海大相模 選抜初の“親子鷹V”
甲子園球場で開かれた「第93回選抜高等学校野球大会」は決勝が行われ、東海大相模高校(神奈川)が明豊高校(大分)に3対2でサヨナラ勝ちし、優勝しました。東海大相模は10年ぶり3回目の優勝です。
優勝した東海大相模の門馬功選手は準々決勝以降、急性胃腸炎で入院した大塚瑠晏選手に代わって主将代行を務めてきました。門馬選手は、「うれしい気持ち、それだけです。キャプテンがいない分、みんなで少しずつカバーしてチームとしてまとまることができました。試合前に大塚選手から連絡があり、『頼むよ』と言われたので、『必ず日本一を取る』と返しました」と話していました。
また、父親でもある門馬敬治監督と親子で選抜優勝を果たしたことについては、「試合中はずっと選手と監督だけど、試合が終わってお父さんを日本一にしたという実感があります。自分しか味わえないので、素直にうれしい気持ちでいっぱいです」とうれしそうに話していました。
功選手の父でもある、門馬敬治監督は試合後「最後の最後までしぶとく執念を持って戦ったことがこの勝利につながった。このチームのすべてを物語っていると思う」と話しました。
また、キャプテンの大塚瑠晏選手が急性胃腸炎で出場できなかったことについては、「われわれはグラウンド、大塚は病院のベッドの上と戦う場所は違ったが、大塚も一緒に戦ってくれたと思う。すべての選手の力で優勝をつかむことができた」と話しました。
写真:日刊スポーツ/アフロ