パラテコンドー田中光哉 東京大会へ決意
パラリンピックでは東京大会から初めて正式競技となるテコンドーの代表内定選手が30日、オンライン会見を行い、開幕まで120日を切った本大会へ向けて意気込みを語りました。
先天性の両上肢欠損障害があり、競技開始わずか3年で東京パラリンピック代表に内定した男子61キロ級(上肢障害)の田中光哉選手(28)は、「いよいよかという気持ちもありますし、残り100何日の中で何をすればもっとメダルを取れるチャンスが広がっていくかを日々考えながら練習しています」と、コメント。
パラリンピックの1年延期が決まった際の心境については、「決まったときには長かったと思ったんですけど、できる場所で練習を重ねることで、僕自身成長できた」と、胸の内を明かし「チームのメンバーと一緒に日々を過ごして本当に切磋琢磨して、精神的に強くなれた。すごく必要な時間だった」と、延期された期間に充実した手応えと収穫があったことを語りました。
そして、初代王者が決まる本大会へ向け田中選手は、「競技をやっている以上、一番上に立ちたいという思いで、金メダル目指してやっています。その過程の中でチャレンジしていく姿、戦う姿というのを多くの人に見てもらいたい」と、決意を新たにしました。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ
※写真は2020年1月