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飛込W杯 荒井・板橋が五輪代表ほぼ確実

2021年5月3日 3:47
飛込W杯 荒井・板橋が五輪代表ほぼ確実

東京五輪の選考会を兼ねた飛込のW杯で2日、女子10mシンクロに日本の荒井祭里・板橋美波組が登場し、決勝で7位に入賞、東京五輪代表をほぼ確実としました。

予選では280.38を獲得し、7位で通過。「300点以上を超えられるようにしたい」としていましたが、決勝では緊張などから小さなミスが重なり、普段なら点数を伸ばす演技、4本目の107B(前宙返り3回半エビ型)でも60.30と、順位を上げることができず、281.58点にとどまりました。

決勝を終えた板橋選手は、「開催国枠があるからって油断せずに、決めるところはバシっと決めたかった」と話し、荒井選手は「もっといい演技ができたかなと思うので、悔しい」と語りました。

コーチからは「入水のしぶきで1点2点が変わってくるので、そこが大事」と言われたという二人。決勝で入賞し、東京五輪出場を確実なものとしましたが、「五輪は決勝一発本番。5本だけなので、練習で1本1本を大事に飛んで、5本は二人で最高の演技をしたい」と決意を新たにしました。

また、同日に行われた男子3m板飛び込みシンクロに出場を予定していた寺内健・坂井丞組は、坂井選手がのどの痛みを訴えて、欠場しました。

関係者によりますと、抗原検査でも陰性、試合前のLAMP検査(簡易PCR検査)でも陰性で、のどの痛みを訴えた後に受けたPCR検査でも陰性だったということです。

寺内・坂井組はすでにシンクロ競技での五輪出場は内定しています。

この大会では、選手や関係者は外部との接触を断つバブル方式をとっていて、LAMP検査といわれる簡易PCR検査を定期的に受けています。

■写真:西村尚己/アフロスポーツ