個人で日本人初の銀メダル 荒井祭里が快挙
飛込W杯で5日、女子10m高飛込の決勝で、東京五輪に内定している荒井祭里選手が2位になり、この種目で日本人初となる銀メダルを獲得しました。
1本目の405B(後踏みきり前宙返り2回半えび型)は持ち味であるほとんど水しぶきが上がらない「ノースプラッシュ」で高得点。その後、準決勝ではミスをしてしまった2本目と3本目もきっちり修正し、65点以上を獲得します。
2位で迎えた最後の5本目は得意技、5253B(後宙返り2回半1回半ひねりえび型)。これをきっちり決め、72点を獲得し、合計342点で2位を守り切りました。
今回のW杯は東京五輪に出場する中国などのトップ勢は参加していませんでしたが、342点は2019年の世界選手権7位に相当する点数です。
「本当にメダルが取れたのかというすごく不思議な気持ち。この大きな試合で342点を出せたのはよかったなと思っています」と試合後に笑顔を見せた荒井選手。「(東京五輪は)中国の選手も来るのでもっと難しい試合になると思う。細かい部分を修正して、100発100中で(きれいに水に)入れるように、悔いがないように練習を頑張っていきたい」と3か月後に迫った東京五輪に向けて意気込みを語りました。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ