バレー男子 五輪生き残りへ柳田「危機感」
オリンピック代表メンバー12人の選考も兼ねた紅白戦。アピールしたのは、白組でスタメン出場した、代表最年少19歳の高橋藍選手。
序盤からバックアタックを決めるなど、攻撃をけん引すると、第2セットでは、2連続サービスエースで白組トップの13得点。さらに守備でもサーブレシーブ成功率100%(11回)と攻守で活躍を見せました。
一方、高橋選手と同じポジションで、去年までキャプテンを務めた柳田将洋選手は紅組で途中出場。要所でブロックアウトからポイントを奪うなど巧さを見せましたが、得意のサーブでは3回のミス。得点は4点のみとなりました。
中垣内祐一監督は「彼がよかった時、2017年か2018年のVNL(バレーボールネーションズリーグ)の頃に比べるといろんな面でコンディションは下がっている」と評価しました。
柳田選手自身も「近年のアウトサイドヒッターはレベルが高い。その中でどんなギャップを見せていけるか。僕だったらサーブだったりとか、攻撃面でもっと出していかないと。危機感は持っている」と話しました。
また、前日の試合で負傷退場した西田有志選手は、骨に異常はなく右足首捻挫の診断と明かされました。復帰時期については今後、精密検査の結果を受けてからと説明しました。
■写真:松尾/アフロスポーツ